★小学校高学年の読書メッセージ!★佳作

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教育ルネッサンス賞


「ハッピーバースデー」


「お前、生まれてこなきゃよかったよな。」
あすかは、兄・直人に11歳の誕生日にこう言われて、声をなくす。
それによってあすかは生きる希望すらなくなってしまった。
でも、あすかのママはあすかの心をわかろうとはしてくれませんでした。
私があすかだったら、やっぱり生きていく夢も希望もなくなると思います。
直人は、変わってしまって声もでないあすかを見て
自分の言葉に後悔しました。
直人はあすかを心配して、宇都宮にあるおじいちゃんの家に行かせました。
あすかは、おじいちゃんとおばあちゃんから愛情をたくさんもらい、
声と心を取りもどす事ができた。
そして家族の本当の愛や心の大切さも学ぶ。
自然からも、たくさんの勇気をもらった。
「木や花や草や虫、どんなものにも心がある。」
という事も知って大切なものを手に入れたあすか。
私は、温かな心は次へ次へと広がり受け入れれば
その心はとても大きなものへ広がるのだろうと思いました。
だけど、あすかは引越しをする事になる。でもあすかは、
「自分は、自分として生きる。」と強く心にちかった。
私は、あすかの心の強さにとても感動しました。
あすかは、引越し先の学校でも
クラスメートの順子へのいじめなどにも立ち向かっていった。
そして、重複障害を持つめぐみとも、友達になった。
あすかは、「人は変わるために学ぶ。」ということを知る。
私は、この言葉から
「人と関わる事は自分が変わるための勉強なのかな。」
と思いました。
でも、五月の下旬ごろ
あすかの大好きな、いつでも支えてくれたおじいちゃんが亡くなってしまう。
あすかはおじいちゃんの急な死を受け止められずに
心のかぎをかけ、封じこめていた。
でも三週間もしないうちに、親友のめぐみとの別れが来た。
でも、めぐみは「死は別れではない。新しい旅立ちだ。」という事を教えてくれた。
そして姿かたちがなくても心は通じあうことができるという事も教えてくれた。
私は、あすかには良い友達がいて、助けあえる事がすごいと思いました。
そして、最後はあすかは家族みんなと心がつながりました。
あすかには、本当に信頼できる人がいて、
そしてその人達があすかにたくさんの経験を生み出している。
あすかはとても幸せだと思います。
私は最後にこの本を閉じた後、
本の最初の質問の「命って、生きるって、何ですか…」について考えてみました。
命は、お父さんやお母さんからもらった、自分のたった一つの勲章だと思います。
私は、生まれた時に生きるという指令を渡されるんだと思います。
だから、命は生きる権利だと思います。
生きる事は、たくさんの事と立ち向かい学び、
自分の道を歩んでいく事だと思います。
だから、道の途中でたくさんの人々と出会い心を強く磨く事は大切だと思います。
私も、あすかのように、強く、そして心から本当に信頼できる人を探したいです。


さいたま市谷田小学校5年 藤崎梨沙

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★中学生の読書メッセージ!★佳作

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教育ルネッサンス賞


「チーズはどこへ消えた」


この「チーズはどこへ消えた」という本の物語は、
ネズミのスニッフとスカリー、小人のヘムとホーが登場します。
この二匹と二人は迷路の中に住み、チーズを探そうとします。
でも、チーズとはただのチーズという意味ではなく、
仕事や家族、財産など私達が人生で求める物の象徴であり、
また、迷路とは社会、地域社会、家庭などチーズを追い求める場所の象徴です。
私がこの本を読んでまず最初に思ったのは、
人生をチーズや迷路に例えるという発想は面白いな、ということでした。
そして、この本で私が一番に学んだことは気持ちの持ち方でした。
この本の中に登場するヘムのように、
一つの失敗をずっとひきずったままその失敗を反省しようとしないのと、
ホーのようにその失敗を反省し、
早くにその失敗から立ち直って次の目標にむけて努力するのとでは、
その先に待ち受ける生活も違うのではないかと私は思います。
それは、その時の気持ちの持ち方でこれからの人生を良くも悪くもするからです。
そう考えると、自分の気持ちというのはすごく大切だと思います。
それと、読んでいて思った事は、
世界には色々な考えの持ち主がいるんだな、という事でした。
ヘムやホーのような人、スニッフのようにさまざまなチャンスをかぎわけられる人、
スカリーのように、すぐチャンスをつかみに行動にでる人、
もちろんその他のタイプの人などいろいろな人が
実際にもきっといるんだろうなと思いました。
それと、私がこの本を読んでいて一番心に残っている言葉は、
「古いチーズに早く見切りをつければ、それだけ早く新しいチーズがみつかる。」
というホーの言葉です。
これは、仕事や家族のことなどで失敗してしまったことがあっても、
その失敗に早く気づき、早く見切りをつければ、
その早さの分だけ新しい人生が見つかる、ということです。
私も実際、一つの失敗からなかなか立ち直れず、
ヘムに似たような部分があります。
でも、ホーの言葉を読んで、失敗を反省することももちろん大切だけど、
失敗してしまったことばかりを考えるのではなく、
その失敗をいかして次はどうするかなど先の事を
もっとよく考えることも大切なんだ、
ということに気がつきました。
私もホーのように自分の人生を自分で探していけるような
生き方をしたいと思いました。
そのためには、スニッフのように周りの状況を知ることや、
スカリーのように急いですばやくチャンスに向かうことも大事だと思います。
この本の終わりには、こう書いてありました。
「チーズと一緒に前進しそれを楽しもう。」という言葉でした。
仕事や家族と一緒に前進し、楽しもう、ということです。
失敗をおそれず、今やっていることを楽しめたらいいなと、
この文章を読んで思いました。
私は、この本から本当にたくさんのことを学ぶことができました。
私もホーのようにしっかりとした人間になれるように頑張りたいと思います。


川口市立岸川中学校3年 冨木沙綾

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★小学校低学年の読書メッセージ!★佳作

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教育ルネッサンス賞


「おじいさんと十ぴきのおばけ」

この本は、ようちえんのえんちょうせんせいからもらいました。
とてもすきで、なんどもよんでいます。
えもかわいくて、とてもあたたかいきもちになります。
おばけときくと、こわいイメージですが、
これは、とてもかわいいおばけたちと、おじいさんのおはなしです。
としをとってげんきのないおじいさんのところに、
十ぴきのおばけがやってきました。
おじいさんは、おばけたちにホットケーキをやいてあげたり、
そうじをして、まっくろなおばけたちと、おふろにはいったりしました。
みんなとてもたのしそうです。
おじいさんのかおがニコニコになりました。
わたしもうれしくなり、ニコニコがおになります。
ある日、おじいさんが、かぜをひいてしまいました。
おばけたちは、空をとんで、びょういんのせんせいをよんできたり、
かいものをして、ごはんをつくってあげました。
おかげで、おじいさんはげんきになりました。
もし、おばけたちがいなかったら、おじいさんは、どうなっていたのだろう。
わたしは、おじいさんが一人ぼっちでなく、
おばけたちがいてよかったなあとおもいました。
みんなでいつまでも、たのしく、なかよくくらしてほしいです。
わたしには、かぞくがいるので、さみしくはありませんが、かわいいおばけたちと、ともだちになりたいので、わたしのところにもきてほしいです。


さいたま市沼影小学校1年 小畠花梨

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